突然ですが、あなたは正しくダニ対策ができていますか?
家の中で最も多くダニが発生するのが布団や枕です。特に枕はダニのえさになる皮脂で汚れやすい場所ですから、注意が必要なんです。
でも、枕って洗えないイメージがあったり、お手入れ方法がよくわからなかったりしますよね。
- 洗って、天日干し
- 布団たたきでたたく
- 乾燥機にかけて終了
実は、これらの方法だけでは、ダニ対策は不十分なんです…。
ダニの死骸やフンはアレルギーの原因(ダニアレルゲン)になるので、対策は必須です。特に、小さいお子さんがいらっしゃると不安になりますよね。
私は枕のダニ対策をきちんとやるようにしたら、以前はジメジメっとしていた枕がカラッとして、快適に寝られるようになりました。
この記事では、枕の正しいダニ対策をご紹介します。枕をお手入れすれば、おのずと布団や部屋の空気も清潔に変わるものですよ。
知って驚き!枕についているダニの量はズバリ・・・!
寝具についているダニは約10万~数百万匹。想像してしまうとゾッとしますね…。
枕は毎日、一日の三分の一の時間を頭皮が接しています。寝汗や皮脂によってダニが繁殖しやすい環境に。
ダニが好む環境は、気温22~28度・湿度50%以上です。人間にとって快適な環境は、ダニにとっても快適なんですよ。1年の中では春から夏、特に梅雨時は、繁殖が活発な時期。
では逆に、ダニにとって苦手な環境は何でしょうか?
- 50度以上の熱
- 湿度50%以下
この2つの条件を抑えれば繁殖しにくい環境となります。
次の章で詳しく枕の洗濯方法をご紹介しますね。ぜひ参考になさってください。
ダニを除去するための枕の洗濯方法について。ポイントは4つ☆
まずはダニを死滅させる
ポイントは「熱と乾燥」です!50度以上の熱や湿度50%以下が条件なので、布団乾燥機でダニを死滅させることができます。
家に布団乾燥機がない、という方はスチームアイロンで代用も可能です。コインランドリーの乾燥機にかけてもいいですよ。
掃除機をかけて、洗濯、そして天日干し。
実はこの方法では、ダニは死滅しないんです…。私は知らなくて、これで十分かと思っていました。
掃除機は生きているダニには効きません。かぎ爪と吸盤をもっているので、繊維に引っ付いて取れないのです。表面にいるダニや、死骸・フンには有効です。
洗濯も同じく、生きているダニには効きません。死骸やフンを取り除くことはできます。天日干しでは50度以上にはならないため、残念ながら死滅させることはできません。
次に枕を洗濯する
死滅させただけでは、アレルギーの原因である死骸やフンが残ってしまうので、洗濯をして取り除きます。
まずはあなたの枕が洗濯機で洗えるかどうか、洗濯絵表示を確認してみてくださいね。
手洗いが必要な場合には、浴槽やバケツなど枕が入るスペースに水を貯め、おしゃれ着用洗剤を溶かします。
枕全体を沈め、優しく手でもみ洗いします。そして、洗剤が泡立たなくなるまで水を変えてすすぎます。
最後に、水を押し出すように上から押さえて脱水します。
洗濯機で洗う場合は、カバーを外し、洗濯ネットに入れます。手洗いモードなど、弱水流のコースで洗います。
取り出した際、形が歪んでいる場合は、叩いて形を整えましょう。手洗い、洗濯機、どちらの場合でもポイントは、時間をかけて「しっかり乾かすこと」です。
正しい天日干しをする
ダニは日光の当たらない枕の裏側や奥に逃げてしまいますし、そのまま天日干しをしても50度以上にはなりません。
ですが、夏日に黒い不織布などを被せて、表裏をそれぞれ干すと死滅させることはできます。
枕用のハンガーも売っていますが、普通のハンガーを2つ使い、両端を挟むだけで干すこともできますよ。
天日干しをした後、たたきで叩いていませんか? 私は思いっきり叩いてしまっていました…。
これは、アレルゲンとなる死骸やフンをまき散らしてしまうので、よくありません。死骸やフンを細かく砕いてしまい、舞い上がったハウスダストを吸い込んでしまう危険性もあります。
「なでるようにしてダニの死骸やフンを落とす」のがポイントです。
最後に掃除機でしっかり死骸・フンを取り除く
死骸やフンを取り除くのに一番有効なのが掃除機です。
掃除機をかけるポイントは「ゆっくりかける」ことです。同じ場所を何度もかけましょう。1平方メートルあたり20秒が目安です。
布団用掃除機もあるのでおすすめです。振動させながら吸うので、奥に入り込んだダニも叩き出してくれますよ。
UVランプが付いたものは、雨が続いてジメジメとした時期に、カラッと仕上がるので快適です。私は毎日かけて愛用中です。
このように、ダニを死滅させることと、死骸やフンを除去すること、2つをやって初めてダニ対策となります。
まとめ
死滅させる、洗濯、乾かす、死骸・フンを取り除く。この4つの工程で、ダニは十分減らすことができます。
合わせて、湿度が上がらないよう部屋の換気や、ダニのえさを豊富にしないよう床掃除もしてください。ダニの繁殖予防となりますよ。
快適な睡眠を手に入れられるよう、ご紹介した方法をぜひやってみてください。
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